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13.ワインダー
まわりの分解
ムーブメントをひっくり返し裏面を上にしてホルダーに固定します。2本のボルトで固定されている複雑な形をしたパーツがボルト・スプリング(チェック・スプリング)です。ワインダー(竜頭)の二通りの状態をしっかりと維持し節度ある動きを保つ重要なパーツです。また、その下にあるリターン・バー、リターン・スプリング、インターメディエイト・ホイール、ミニッツ・ホイールなどをおさえる役目も担っています。
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14.ワインダー
まわりの構造
この状態で見るとワインダーの構造と機能が良くわかる。ワインダーには溝が円周上に切ってあり、その溝にワインダーに近い方のレバー、プルアウト・ピースの先端が引っかかっています。今の状態はワインダーが押し込まれていていて、ワインダーのシャフトに半固定されているキャッスル・ホイール(手前のレバー、リターン・バーの先端が接している筒状の歯車)はその右隣のクラウン・ホイールと噛み合ってゼンマイへ回転を伝える。ワインダーを引っ張るとプルアウト・ピースが引っ張られ左辺の山が移動しリターン・バーが反時計回りにわずかに回転する。するとキャッスル・ホイールはワインダーの軸上を移動して手前にあるインターメディエイト・ホイールと噛み合い時刻設定が可能となるわけだ。
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15.キャノンピニオン
の役目
この状態で時計の中心に見えるシャフトは、表側で唯一残ったセンター・ホイールの軸ですが、その軸にはキャノン・ピニオンという筒状のギアが被さっています。このキャノンピニオンはクルマでいうクラッチのような役割をしていて、ワインダーからの力で時刻設定した時にかかる力がゼンマイの動力系に伝わってギヤを傷めないように空回りする機構になっているのです。ノンピニオンはこの状態でセンター・ホイールの軸を押し下げればはずすことが可能です。
これで分解は終了です。各部品はベンジンに漬け込み洗浄した後ルーペで各部の汚れが取れているかを確認してから、軸受け部分及びレバーなどの接触部分に微量のオイルを注し分解と逆の手順で組上げます。
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