
1910年スミスのカタログから抜粋

左からスイス・ムーブメント搭載モデル、自動巻き、アストラル |
2.自動車アクセサリー
サミュエル・スミスは息子にもサミュエルと名づけ、1899年にサミュエル・ジュニアはロンドンのストランドにS.Smiths & sonを設立し自動車のアクセサリーの製造販売を始める。こちらは、後のスミス・グループのモーター・アクセサリー部門となり我々にもなじみの深いセンター・メーターを始めとした計器類を生産することになる。本体の時計事業もこの間、さまざまに社名を変えながら、腕時計、ストップウォッチを始め目覚まし時計や柱時計まで手がける英国を代表する時計メーカーへ成長した。1930年代にはスイスの名門ロンジン社のムーブメントを搭載したモデルをリリースしたり、1940年代にはジャガー・ルクルトとの技術提携などを経て1950、1960年代の機械式腕時計全盛期に英国製を守りながら繁栄した。
3.デジタル、クウォーツ革命
1970年代には1960年代台の主力モデル、アストラルがスミス・ブランドとなり一時はスミスのロゴが文字盤から消えてASTRALのみの表記となっていた。アストラル・ブランドでのリストウォッチは自動巻きもラインナップされ充実したラインナップを誇っていた。ところが、スイスの名門をも脅かした1980年代のデジタル、クウォーツ革命は順調そうに見えていたスミス・グループにも押し寄せていた。残念なことにその根源はメイド・イン・ジャパンの製品だった。一時は日本製、スイス製のムーブメントの採用も試みたものの、日本の大波には勝てず時計部門は廃業に追い込まれてしまった。その後、スミスはメディカルや航空機などの分野で生き延び現在に至っている。
http://www.smiths-group.com/
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