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Give way
Painted by Yasuo Okuma
Original Painting

イラストレーション原画

英国の田舎の郵便局のあるTジャンクションをYasuo Okumaが絵筆で描いた、
たった一枚きりの原画です。
2020年のカーマガジン501号の連載「ミニ&イギリス趣味通信」に掲載されたイラストです。

厚手の水彩紙にアクリル絵具で描かれています。
アクリル絵具は油絵以上に耐久性の高い絵具であると評されて、
直射日光に当てなければ、半永久的に美しい色彩が保たれるといわれています。

原画は、印刷物では表現しきれない絵具の厚みや、
作家が意図した本来の色彩をお楽しみいただけます。

作家本人がセレクトしたイラストの雰囲気にマッチしたフレームで、
額装させていただきお届けいたします。

イラストサイズ 縦322mm 横322mm

税込価格 ¥399,000

ラッピング  - 



【カーマガジン好評連載中】
大熊康夫のイラスト・ワールド
Give way
羊に道を譲る

30年ほど前の英国旅行といえば、ほとんどの場合ロンドンの観光名所を巡り観光ガイドの
おさらいをするものと決まっていた。しかし、近年はパッケージ・ツアーといえども風光明媚な
湖水地方や、エリザベス女王がイングランドで最も美しい村と称したバイブリーのある
コッツウォルズなどへの旅も選べるようになったようだ。

数あるレンタカーの中から好きな車種を選び、ロンドン市街を出発して20分ほど
モーターウェイを北上する。辺り一面は牧草地や麦畑が広がり、そこここに羊の姿が…。
英国が本来、農業国であったことを思い出す。

さらに、一般道へ降りてB級国道へ進む。すると道幅はいっきに狭くなり緩やかな起伏と
タイトなコーナーがいつまでも続くワインディング・ロードとなる。
枝道が交わるTジャンクションには、日本で言う一時停止のGive wayの標識が現れる。
それは読んで字のごとく英国的な合理性に溢れている。

だがしかし、さすがに農業国、羊が道路に逃げ出していることもしばしば。
実は、こんな光景こそが、素顔の英国であると言えるのかもしれない。

■大熊康夫プロフィール
ビッグベアー代表。1960年生まれ。イラストレーターとして、旧き佳き英国車と
英国の風景を独自の作風で描き続ける傍ら、専門技術を習得し、英国スミス社の
ヴィンテージ・ウォッチの販売・メンテナンスなども行う。現在の愛車は1956年式の
モーリス・マイナーと1997年式のランドローバー・ディフェンダー110



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