商談中 極めて希少性の高い戦前のロレックス社製銀無垢腕時計です。今更語る必要はないほど、世界的に著名な時計メーカーであるロレックス。しかし、意外にもその戦前のモデルはあまり知られておらず、市場に出回ることも少ないのが現状です。1915年当時は、文字盤にはリテイラー(販売店)のロゴを入れるのが一般的で、ROLEXの文字はほとんどの場合入っていなかったようです。また、この文字盤は、驚くべきことに手書きによるものです。このロレックスが発売された1910年代は、まだ懐中時計の時代で、腕時計がこの世に生まれた頃でした。多くのメーカーが外径50mmほどの懐中時計にコンバージョンでベルト通しの金具をつけて腕時計としていた中、ロレックスは約31mmという小型の腕時計を開発していたのです。竜頭の形状やケースのヒンジなどに懐中時計の名残がありますが、腕時計専用の設計でリリースされました。この個体はほとんど使用されずに保管されていたもので、一切レストレーションが施されていません。ムーブメントとケースにはROLEXの文字が刻印されています。風防はアクリル製に交換されており、ストラップはオリジナルではありませんが、英国製(1915年製)の銀無垢製のバックルが装着されています。外径約30.5mm。ミントコンディション |