■1960年代後期の熟成されたムーブメント搭載のクロームメッキのアストラル
1960年代に生産された、このクロームメッキ・ケースのアストラルは、熟成された精度、信頼性の高いムーブメントが搭載されたアストラルです。クロームメッキケースは、シャープでシンプルなデザインですが、再度にはさりげなくヘアライン加工が施されており、控えめな個性を感じさせるモデルといえます。文字盤のデザインも一見地味なデザインと思われがちですが、一般的なプリント(数字はプリントです)や、浮彫のインデックスではなく、シャープに彫り込まれた独特なデザインのインデックスに金メッキが施された凝った細工が見られます。長短針もよく見るとエッジのきいたギリシャ彫刻を思わせるデザインで、光の反射を美しくまたシャープに見せています。また、ムーブメントは1215Cタイプ後期の、ショックプルーフ機構を装備した精度と信頼性の高い15石キャリバーが搭載されています。生産数の少ないクロームメッキ・ケースのおすすめモデルです。外径:32.4mm。
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