■この特別なスミス・オートマチックには、販売当時のすべてがあります!
1970年代に入りスミス社は時計部門をアストラルというブランドで統合しました。そして、文字盤などにもスミスのロゴを入れずにアストラルと王冠マークのみを施したモデルが大半を占めるようになりました。しかし、一部には、スミスのロゴのみをプリントした特別なモデルをリリースしており、このスミス・オートマチックは、まさにそんなスペシャル・モデルといえます。また、興味深いことに、このオートマチックには、当時、極めて優れた技術力を持っていた日本製のムーブメントが搭載されています。
さらに、この個体は、コレクターアイテムの最高峰といわれているデッドストックです。デッドストックにはいくつかの種類があります。例えば動作に不具合があったり、表面にキズなどがあったため販売されなかった個体。そして、当時、販売されないまま倉庫に長年保管されていた個体などと様々です。前者にはデメリットがあり、価値が半減しますが、この個体は後者の中でも最も価値の高い販売当時のすべてが揃っています。
1970年代のスミスは、クウォーツ、デジタル時計へ移行する転換期のヴィンテージ・ウォッチであり、時計の歴史的にも貴重な存在として、すでに高い評価を受けていますが、今後はますます価値が高まることが予想されます。
|