「英国散歩」
ミニの生まれ故郷を訪れる旅1
コフトン・パーク / ロングブリッジ&田舎の村
写真・文: 大熊 康夫
 



Going to Longbridge
 
2009年、英国ロングブリッジのオースチン工場跡地の隣りにある
広大な公園、コフトンパークで、世界中のミニが集まる
ミニ生誕50周年記念イベントが行われた
現地でローバーミニをレンタルし、イベントに参加
そして、英国の田舎を巡る旅に出た




 
 
まずは、ミニをピックアップ
ヒースローからクルマで1時間ほどの場所で
そのミニは待っていた
パイロットをリタイアした方の
奥様のクルマで、ところどころ軽く
モディファイされ、とても綺麗にしている
土砂降りの中、最初の宿泊場所である
コッツウォルズの小さな村オディントンのパブ
ホース&グルーム・インに到着した
 






 
ホース&グルーム・イン
パブに泊まるというと
不思議に思うかもしれないが
田舎のパブの二階は
ホテルになっていることが多く
夕食をすませた後
閉店時間を過ぎても
ビールを飲んでいられ
階段を登れる余力さえあれば
寝床に辿り着けるという
英国ビール好きには
最高の宿泊場所といえる
インとは、日本語にすると
旅籠という意味らしく
全てが納得できる





昨夜までの雨が嘘のように快晴となった二日目の朝
 
ボリュームたっぷりのイングリッシュ・ブレックファースト





 
小さな村ほど美しい
ホース&グルームの周りには
幾つかの民家が点在しているが
規模としてはとても小さな村といえる
小さな村は古い家が多いため
昔ながらの佇まいが
そのまま残されていることが多い
筆者の自論ではあるが
小さい村ほど美しいのである
   





 
 
英国カントリーサイドを巡る旅の始まりだ
ミニで英国を旅するのは
今回で二回目となる
全体的な馬力は現代のクルマにはかなわない
だが、その分、英国の田舎道においては
アクセル全開率が極めて高く
きびきびとしと走ってくれるミニはご機嫌だ
ここからが、旅の始まりなのだ!