1950年代英国スミス社製クロームメッキ アストラル15石手巻腕時計
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■スミスの歴史を変えようとしたアストラル! |
このアストラル、スミスに詳しい方なら、すぐにお気づきと思いますが、文字盤に何かが足りないと思われるのではないでしょうか。そうSMITHSのロゴがありませんね。1950年代にスミス社は、自動車部品、船舶のレーダーなど、幾つかの事業のうち、時計事業には、スミスの社名をなくし、アストラルというブランド名をつけることを試みたと言われています。ところが、スミスという社名の無い、いくつかのアストラルを発売したところ、なかなか定着せず、この試みは結果を生みませんでした。つまり、アストラルのモデル名のみのレア・モデルだけがごく少数生産されたという結末となったのです。今回のアストラルは、まさに極めてレアなアストラルのうちの一本ということになります。 |
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■1940年代の1215に匹敵するシンプルな魅力! |
ケースは美しいラインの3ピース式のクロームメッキで、裏蓋のみSS製という、トラディショナルでコストのかかる手法を採用しています。文字盤は一見ホワイト色の単調な盤面に見えますが、光の当たり方で微妙に表情を変えるパール調の凝った加工が施されています。針は、ダークなブルースチールで、光を受けると渋いメタリックブルーに輝きます。また、ギリシャ彫刻のようなシャープなデザインの長短針は、デラックスの曲面を基調にしたデザインとは大きく異なります。全体的に初代アストラルというよりは、ロゴのシンプルさも手伝い1215のような佇まいと言えるでしょう。ムーブメントには、熟成された15石ハイクウォリティー・ムーブメントで1215時代とは別物ですので、精度、信頼性共に高くスミスのコレクターやアストラル・ファンには欠かせないアイテムと言えるでしょう。 |
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■新品に近い驚愕のコンディション! |
ケース裏蓋の微細なキズ、そして、文字盤の肉眼では見え辛い極めて小さなドット、また、竜頭の表面的なエイジングなどを除けば新品同様と言っても良いほどの美しい状態を保った驚愕のコンディションです。レンズ及びベルトは新品が装着されています。 |