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■ブルースチール・デラックスの初期モデル |
1957年に生産されたブルースチール、そして、デニソン金無垢ケースのデラックスとしては、初期に当たる希少性の高いモデルです。ケースはデニソン社製の9金無垢ケースで極めて工作精度が高いことで定評があります。また、裏蓋一体型の本体は剛性に優れ全体に肉厚のため金の質量も多いヘビーウェイト・ケースといえます。文字盤の表面は独特な特殊処理が施されており気品のあるマットなサーフェイスを形成しています。アラビア数字は浮彫に金メッキが施されており、ブルースチールの3針とのコントラストが魅力です。ムーブメントは、チラネジ付きの振り子など後期型にはないヴィンテージ・ウォッチらしい趣のあるルックスが魅力です。外径:30.8mm。 |
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■文字盤のエイジング以外は極めて状態の良い金無垢ケースとムーブメント |
文字盤に経年によるエイジングが見られますが、その佇まいはこのモデルならではの独特な変色で、ヴィンテージ・ウォッチらしい程よいヤレ具合といえるでしょう。時を重ねることで、自然に築き上げられてた美しさともいえる雰囲気の良いエイジングといえます。また、ケースには表面的で極めて浅い使用キズのみで深い傷やへこみなどは見られず、ほとんど使用感がありません。さらに、ムーブメントの状態の良さは特筆に値し、この時計の使用頻度の少なかったことを伺い知ることができます。交換部品はベルト、レンズ、リューズのほか動力用ゼンマイなどの消耗部品が新品装着されています。 |
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★ブログでは、このデラックスの整備の様子を詳細にリポートしていますので併せてご覧いただけましたら幸いです。 |