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【 エベレストとは 】

1953年、英国の登山隊に所属していたオーストラリア人のエドモンド・ヒラリー卿がエベレストへ初登頂を果たしたのは周知のこと。しかし、その時、ヒラリー卿の腕にスミス社製腕時計が極寒の環境にもかかわらず、完璧に動作していたことを知るのは、スミス愛好家であっても少ないのではないでしょうか。

実際にヒラリー卿が腕に着けていたのはスミス・デラックスでしたが、そのニュースを記者会見で知ったスミス社はスミス腕時計のフラッグシップ・モデルとしてエベレストの名を冠した新製品を発売することを決定したのでした。

【 エベレストの中でも極めてレアなスモセコ・モデル 】

このクロームメッキ・ケースのエベレストは、スモールセコンド・ダイアル、そして、文字盤に夜光塗料が施された極めてレアなモデルです。スミスの中では外径:34.5mmのマグナムサイズと言え、それに伴い、全体的に伸びやかなデザインが魅力です。
  また、文字盤には夜光塗料が施され、6時の位置のスモセコと、やはり夜光塗料が施された青焼針は、洗練されたモダンな雰囲気の中にトラディショナルな要素がしっかりと残されたスミスのフラッグシップにふさわしいモデルといえるでしょう。ムーブメントには、ショックプルーフの備わった信頼性の高いキャリバーが搭載されています。

外径:34.5mm。

【 コンディション 】

クロームメッキのケースには微細な使用キズが見られるものの、ステンレス製の裏蓋と共に美しい状態を保っています。また、文字盤は、ほとんどエイジングが見られず、また、夜光塗料の状態も美しく、ヴィンテージウォッチらしい深い味が魅力です。そして青焼針も夜光塗料と共にエイジングのほとんど見られない、極めて美しいコンディションを保っています。さらにムーブメントは外見の美しさと共に、錆などのエイジングは一切見られず、クリーンな状態を保っており、とても良い整備を受けて来た個体と言えます。そして、ビッグベアーによるスプリング類を始めてする消耗部品の交換と各部の調整を含むオーバーホールにより工場出荷時に迫る精度と信頼性を期待できます。