「シンプルながら個性を放つインデックス」 |
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この文字盤における唯一のアラビア数字である12は、アストラルに多く使用されることのある特有の書体ではありますが、極めて個性的な印象を与えているのは確かです。
しかし、そのデザイン・エレメンツをバトン型のインデックスにも反映させたことで、全体の統一感を伴い、伝統的で安定感のある、英国らしい魅力を感じさせてくれる秀逸なデザインに仕上がっています。
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「漆黒の宇宙を漂うアポロ」
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1960年代における大きなニュースのひとつに1961年より開始されたアポロ計画があります。
この漆黒の文字盤に浮かぶ秒針先端の赤い装飾のモチーフとなったのは、まぎれもなくアポロ宇宙飛行船ではないでしょうか。
このモデルが、カタログに掲載された1968年の翌年の7月20日に、アポロ11号が月面着陸に成功しており、それは、スミスの願いがかなった瞬間であったのかもしれません。
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「計算されつくされたケース・デザイン」
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ブラック・ダイアルの曲面から曲率を保ち、広がりを見せるベゼルとラグのデザイン。
そんな曲面を徹底的に活かした滑らかでシンプルな設計ポリシーに、シャープなエッジを組み合わせた優れたデザインは、他にも多くのアストラルに採用されており、アストラルのスタンダードとなっています。 |
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「スリムライン・ケースの裏方」 |
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この時代のケース・デザインは、スリムラインという実際の厚みよりも、腕に装着した時のスリムさを強調する手法が多く採用されています。
この裏蓋の形状も、この時代のセンターセコンド・ムーブメントであることの宿命である中心の厚みを保ちつつ、際立ったテーパー形状を形成することで、見事なスリムライン・デザインを実現しています。
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「黒文字盤に合わせた極上のバーガンディー・ベルト」 |
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漆黒の文字盤に合わせるには、黒ベルトがスタンダードであることは間違いのないコーディネイトと言えるでしょう。
しかし、ビッグベアーでは、このアストラルの持ち味を最大限に生かしたチョイスを試みました。
極めて上質なイタリア製本リザードのバーガンディー(海老茶色)ベルトは、秒針先端のアポロの赤と視覚的な親和性の高さを実現しています。
※黒の本リザード・ベルトへの交換も承ります。 |
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「精度、耐久性共に熟成したムーブメント」
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英国チェルトナム工場生産のハイクウォリティー、スミス社製ムーブメントの最高峰と言える、この17石手巻ムーブメントは、精度、耐久性のどちらの性能をも極めて高い次元で達成したマスターピースです。
センターセコンドの弱点であった、中央部の厚みも、コンパクトに改良されているためスリムライン・デザインにも大きく貢献しています。
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