「フラットな地盤に浮彫のインデックスが、
最初期デラックスの魅力」 |
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このモデルは、デラックスが初めて世にリリースされた1952年に発売となっただけあり、最初期の特徴のひとつである、フラットな地盤に浮彫の金メッキが施されたインデックスが採用されています。
フラットな地盤のデラックスは、最初期モデルのみに見られるため、このデラックスは、その特徴を存分にお楽しみいただける数少ないモデルであると言えます。
また、デュオトーンの濃淡は、光の当たり方で入れ替わり、その微妙なニュアンスをご堪能いただけます。 |
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「小ぶりながらボリューム感のある曲面が美しい、
端正なニッケル・クローム・ケース」
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外径31.2mmと小ぶりながら、極めて美しくボリューム感のある曲面を巧みに組み合わせた、端正なニッケル・クローム・ケースは、クローム・メッキとは異なる独特な質感を生み、初期のデラックスへ注いだスミス社の意気込みを感じるところです。
また、バネ棒用の穴が貫通していないラグや、ケース本体の側面にヘアライン仕上げが施されているなど、デザイナーの繊細な心遣いが感じられます。
さらに竜頭のデザインは、1215時代からの伝統を受け継ぐ段付きの凝った造形で、フラッグシップ・モデルに相応しい佇まいを演出していると言えるでしょう。
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「裏蓋の刻印は、このモデルのアイデンティティーと歴史」 |
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ヘアライン仕上げのケース裏面とは対照的に、美しく磨き上げられてSS製裏蓋には、このデラックスのヒストリーの証と言える刻印が施されています。
裏蓋に刻印のあるプレゼンテーション・ウォッチには、ほとんどの場合、金無垢が選ばれますが、このケースはニッケル・クローム製です。1950年代初期、当時のニッケル・クローム製デラックスの価値観がいかに高かったかを物語っています。 |
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「美しい天然ルビーとチラネジとが、
工芸品的な価値観を生む」 |
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ムーブメントに使用されているルビーが人工ではなく天然であることは、ヴィンテージウォッチならではの魅力の一つと言えるでしょう。
また、デラックスの場合は、ほぼ1960年を境に振り子のチラネジの有無が切り替わっています。
時計を工業製品として捉えると、品質の安定した人工ルビーや、精度の高いチラネジ無しの振り子に軍配が上がるのでしょうが、このモデルに採用されている天然ルビーとチラネジとは、工芸品的な魅力に溢れています。 |
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「イタリア製の本リザード革製ベルトを装着」
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ベルトはスミス純正ではありませんが、イタリア製の本リザード革製ベルトを装着しています。
型押し加工ではなく、本物のトカゲ革を使用したステッチ入りの上質な製品で、また、バーガンディーの色合いが、この時計と抜群にマッチしています。 |
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