スペック表
   
■当店の品番 3429B
■モデル名 デラックス
■製造年式 1962年
■製造国 英国
   
■ケース材質 9金無垢SCW社製
■ケース構成 
2ピース
■ケース外径 30.8mm
   
■文字盤 アラビア数字インデックス
■針 スモールセコンド(青焼針)
   
■ムーブメント 15石Cタイプ
■巻上方式 手巻
■チラネジ
■耐震機構
   
■ベルト材質 本リザード革
■ベルト幅 16mm
   
■整備履歴 オーバーホール済
■保証期間 3年間(動作保証)
   



quality guarantee aftercare

1962年 英国スミス社製 9金無垢SCW社製ケース デラックス(青焼針)15石手巻腕時計
3年間保証付
SOLD


【 デラックスとは 】

1952年より発売が開始された、スミスの高級機種の中でも最もスミスらしいと言われているシリーズ。1950年代当時としてもトラディッショナルなデザインを持つデラックスは「スミスと言えばデラックス」と言われる由縁。

【 このモデルについて:程良い使用感の金無垢SCWケースと青焼針デラックス 】

1962年に生産された9金無垢SCW社製ケースのブルースチール・デラックスです。外観のスミスらしさに満ち溢れたデザインと、程良い使用感のニアミント・コンディション、そして、完璧な状態のムーブメントとが、ヴィンテージ・ウォッチとして極めて魅力的なデラックスです。

■ケース:スミス社のケースメーカーSCW社製9金無垢ケース

1962年に製造された9金無垢ケースは、スミス社の子会社であるケース・メーカーSCW社が手がけたハイグレードで美しいデザインの2ピース・モデルです。スッキリとした側面と、力強いラグのデザインとが、バランスの取れた美しさを形づくっています。高価な金無垢ケースは、この時代のフラッグシップ・モデルとしての証でした。

外径:30.8mm。

■文字盤:浮彫のアラビア数字と青焼針が魅力

英国ではブルー・スチール・ハンズと呼ばれる、いわゆる青焼針は、光の当たり方で、メタリックブルーに輝く伝統的な3針が、このモデルの大きな魅力です。

また、視認性の良い浮彫のアラビア数字とダークな色合いの青焼針は、文字盤とのコントラストがあり、印象深いデザインと言えます。

■ムーブメント:質実剛健が根底にある機能美の集積と言える15石

スイス製ムーブメントの見せるデザインとは対極にある、スミスのムーブメントには、どのモデルにも質実剛健な設計ポリシーが息づいています。

1960年代に製造された、この15石は各ギアを強靭な剛性を保つフレームに包み込まれるコンストラクションで、熟成を極めた高い精度とショックプルーフ機構などの先進技術とにより、シリーズ中、最も優れたキャリバーと言えます。
  【 コンディションについて:程良い使用感がヴィンテージならではの魅力 】

この個体の魅力は、SCWケースの美しさや、ブルースチールの鮮やかさと共に、この個体だけが持つ、程良い使用感のヴィンテージ・ウォッチならではの美しさにあると言えます。

■ケース:レンズとベルトは新品ですが、竜頭を含めフルオリジナルのケース

金無垢ケースの僅かな使用キズがあること以外は、極めて美しい状態です。また、レンズと本リザード革製のベルトは新品装着されていますが、竜頭を含め他の部分はフルオリジナルです。

■文字盤:魅力が集約された、程良い使用感の文字盤

もともとアイボリー系の地盤ですが、程良く使用されたことによる僅かな色付きは、ヴィンテージ・ウォッチらしい美しい佇まいを感じます。

また、ほとんどエイジングのないブルースチール・ハンズは極めて美しく、このモデルの大きな魅力になっています。


■ムーブメント:工場出荷時の状態を保った極めて美しいムーブメント

ムーブメントの状態は、極めて良いため、交換部品も消耗品と対策部品のみに留めたビッグベアーの的確なオーバーホールにより、工場出荷時のクウォリティーに仕上がっています。

また、外観の美しさから、一流の時計師によって管理されていたことが分かります。











「ブルーに輝く青焼針と浮彫のアラビア数字」
 
青焼針のデラックスは、焼き入れされた3針に光が強く当たると、まるで南米に生息するモルフォ蝶の翅のようなメタリック・ブルーに輝くことが知られていますが、光の入射角などにより、その青は様々な表情を見せ、極めて奥深い味わいを見せます。

また、アラビア数字のインデックスにも、金メッキの特殊加工という手法で、光が弱い時には黒っぽく、また、光が強い時には、やはり入射角等により様々な色合いに変化する、奥深い魅力があります。
 

 
 
「この個体の個性と言える、
裏蓋の美しいイングレーヴィング」
 
このモデルは、市販されることは少なく、そのほとんどがBR(ブリティッシュ・レイルウェイズ)、日本でいうJRのプレゼンテーションウォッチとして使用されていたと言われています。

45年間勤続し、退職の際にBRから寄贈されたことが刻まれた、裏蓋の美しい刻印は、この個体だけが持つ個性であると言えるでしょう。
 
「洗練されたSCW金無垢ケースと
純正の美しい竜頭のデザイン」
 
このモデルは、ブルースチール・デラックスの中では、後期のモデルであり、スミス社直径のケースメーカーであるSCW社製の極めて高品質な2ピース式9金無垢ケースが採用されています。

また、洗練されたラグの美しいデザインやサイド・ビューのスッキリとしたシンプルな形状が魅力です。

そして、竜頭は新品当時からの純正品が付属しており、使用頻度の少なさを伺い知ることが出来ます。
 
 
 
「極めて良い状態を保ったムーブメント」
 
時計を本来の状態に保つために行われるオーバーホール。しかし、オーバーホールを行うことで避けられないケース・オープナーのキズや、スクリュー・ドライバーなどの工具キズ。

このムーブメントには、何度かのオーバーホールを行われて来た履歴がありますが、極めて美しい外観を保っており、一流の時計師により長年管理させていたことが分かります。

また、後期モデルならではの、ショックプルーフ機能など実用面での耐衝撃性の高さも魅力です。
 
「現代の製品ではありますが、
本リザード革製ベルトが付属」
 
このデラックスには、現代の製品ではありますが、イタリア製の本リザード革製ベルトが付属致します。

上質なトカゲ革を使用した繊細な風合いは、上質かつ上品なスミスの金無垢デラックスの佇まいと完璧にバランスが取れており、本物のリザード革ならではの美しいエイジングをお楽しみいただけます。