「英国らしい気品の中に光る個性」 |
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このベンソンの文字盤は、英国的な上品で控え目な美しさの中に、ブルースチール長短針とソリッド・レッドの秒針とが差し色となりバランスの良い個性を生み出しています。
また、筆記体のベンソンのロゴは、ロンドンの文字と共に、スミスの文字盤とは異なる老舗ジュエラーに相応しい風格を主張しているように感じられます。
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「光を受けると大きく変わる文字盤の表情」
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通常は落ち着いた色合いのローマ数字と長短針は、光を受けると美しく表情を変えます。
ローマ数字のインデックスが施されているリング状の盤面には、同心円の極めて繊細なヘアライン加工により、光の入射角で、濃淡が生れ光がサークル状に走ります。
また、青焼針は、まるで南米に生息するモルフォ蝶のような鮮やかなメタリック・ブルーに輝きます。
さらに、ソリッド・レッドに塗装された秒針は、シックな文字盤の差し色となり彩を添えています。
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「ベンソンらしい個性的な形状のクロームメッキ・ケース」 |
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このモデルに採用されているのは、高い工作精度と端正なデザインが魅力の2ピース式クロームメッキ・ケースです。
シャープなエッジが極めて美しいラグのデザインと、1950年代初期としては、やや大きめといえる32.8mm径のケース本体は、センターセコンドらしい厚みとで感じさせる、堂々とした存在感のある佇まいが魅力です。
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「美しさを保った裏蓋」
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裏蓋には微細な使用キズが見られますが、極めて美しく、とても良い状態を保っています。
材質はステンレス・スチール製で、裏蓋の機能としての剛性の高さを担っています。
さらに、表面にはヘアライン加工とプレゼンテーション・ウォッチとしての刻印、そして、ケース・メーカーのロゴなどが施されており、この個体のアイデンティティーと言えます。 |
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「優れたメカニズムは美しいデザインを生む」
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このベンソンに搭載されているムーブメントは17石です。この17という数字は、軸受けなどに使用されているルビーの数を表しています。
主な軸受けに使用されているルビーは、スチール製の軸をしっかりと受け止め、摩耗を防ぐという機能だけでなく、見た目の美しさにも貢献していることがお分かりいただけるでしょう。
さらに、プレートの表面にはベンソンのロゴが美しく刻み込まれ、ここにもベンソン社の美意識への拘りを感じることが出来ます。
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「オープンエンドの本革ベルトを装着」
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ベルトを固定するための左右のラグには、細いバーがロー付けされており、一般的なバネ棒で固定するベルトは使用出来ません。
そのため、オープンエンドと呼ばれる、ベルトの裏に付属の金具で脱着を可能としているベルトを使用することが必須となります。
装着のオープンエンド黒ベルトは、本革ですので、使い込む程に美しいエイジングが伴い、使い込んだ風合いをお楽しみいただけます。 |
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「純正のベンソン社製ボックスが付属します」
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さすがに1950年代初期の製品であるため、エッジ部分などにエイジングが見られますが、極めて状態の良いオリジナル・ボックスが付属いたします。
このベンソンが、ここまでのコンディションを保って来れたのは、この純正ボックスに長年収まっていたためと言えるでしょう。
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