彫りの深い水平基調の地紋が施された文字盤は、光の入射角により、様々な美しい表情を見せ、スミス社の文字盤製作技術の高さを感じることができます。 ゴールドで統一された3針とインデックスにライン文字盤の組み合わせが生み出す繊細で柔らかい印象は、派手さを嫌う英国的な奥ゆかしさを表現したスミスの美学といえるでしょう。 金無垢ケースと共に、上品な質感は、英国では、デラックスの中でも特に高い人気があり、1960年代のスミス時計店で購入したようなミント・コンディションも見逃せません。
スミスの全盛期であった50~60年代には、電池式の時計は普及していませんでした。そのため、スミスのほとんどが手巻の機械式腕時計でした。 オーナーの指の力で、竜頭を回し、幾つかのギアを経てゼンマイを巻き上げて、蓄積された力が動力となり一秒を生み出し24時間以上動作するという、その仕組みには、正確な時間はスマホがあれば知ることができる今だからこそ、愛おしさを感じることができるのでしょう。 詳しくはこちらから
1952年より発売が開始された、スミスの高級機種の中でも最もスミスらしいと言われているシリーズ。50年代当時も、トラディッショナルだったデラックスのデザインが、「スミスと言えばデラックス」である由縁。