英国車のメーターで有名なスミス社は、もともと1851年創業の時計メーカーでした
スミス社といえば英国車のメーターを手がけていたメーカーであると誰もが思い浮かべることでしょう。そして、そのスミス社が1950年代に入り時計も作り始めたと…。そのため、メーターは一流だけど、時計は信頼性がいまひとつ。そんな考えは、日本だけではなく、実は世界的にもいえることでした。ところが、スミス社は1851年創業の時計店からスタートして、1880年にはハイクウォリティーな懐中時計を生産するメーカーに、そして、1900年代に、自動車のメーターを始めとしたアクセサリーを製造販売する総合自動車部品メーカーとなったのでした。つまり、スミス社は、本来老舗の時計メーカーだったのです。

1880年代の懐中時計
1890年代の懐中時計
戦前の腕時計
戦後の腕時計
この懐中時計は、スミス社が時計の製造を始めたといわれている1880年に生産されたモデルです。ゼンマイは竜頭ではなく付属のキーで巻き上げます。また、時刻設定はベゼルを開けて、針の軸をキーを使って回して合わせるという、現代では考えられない方法で行います。銀無垢ケースは英国製、ムーブメントはスイス製でした。
1890年代はスミス社の黄金期と呼ばれ金、銀無垢ケースにスーパー・クウォリティーのムーブメントを搭載し、手描きの繊細なセラミック・ダイアルを纏った最高級懐中時計が多数リリースされました。すべての部品はこの上無い最高の素材で作られていました。しかし、そのほとんどは、スイスのロンジン社で生産されていました。
腕時計がこの世に出回り始めたのは1900年代ですが、すでに、スミス社の1890年のカタログには夫人用ブレスレット時計が掲載されており、腕時計が普及する気配を予見していたかのように思われます。腕時計は懐中時計にワイヤーのラグをコンバージョンしてストラップを通して使うようになったのが始めでした。
1930年代の終わりに、スミス社は自社製のムーブメントを搭載した、ハイクウォリティー腕時計の開発のため、スイスのジャガールクルト社の凄腕技術者ロバート・レノア氏迎え入れて100%英国製のムーブメントをスミス社で生産することに成功しました。そして、戦後、新たなスミス社の時代が幕開けとなりました。

スミス社は1880年から1980年までの100年間、高品質な時計を造り続けました
スミス社は、Ssmuel Smith, S. Smith & son, S. Smith & sons, Smithsと幾度も社名を変えながら、実に100年間もの間時計を造り続けました。そして、どの時代でも、スミス社が目指していたのは高品質と英国らしさでした。戦前はスイスのロンジン社のムーブメントを使い世界の一級品としての性能を、そして、フラッグシップ・モデルのケースには自社製のケースを採用し英国らしさを演出していました。また、戦後には、スイスのジャガールクルト社の技術者を招いて、100%英国生産のハイクウォリティー・ムーブメントの開発に成功し、自社、デニソン社、ブリティッシュ・ウォッチ・カンパニーなどの英国メーカーのケースを使用し100%純粋な英国ブランドの高品質時計の生産を実現しました。1215、デラックス、アストラル、インペリアル、エヴェレストなどがそれにあたり、これらは、どれも、メンテナンスをしっかりと行えば一生モノの時計にふさわしいクウォリティーを持っていました。戦後は、セールス上の戦略により、ウェールズ工場で、あえてコストを大幅に下げ、使い捨て時計といわれたエントリー・モデルを製造、販売しました。エンパイアやジュエルドがそれらにあたり、学生や若者向けに販売し、壊れたときは、修理をするのではなく、デラックスなどの上級モデルに買い換えるように仕向けていました。これは、時計を普及させるには良い策であったようで、各レンジのスミスは共に販売を伸ばしました。ただ、順調そうに見えていたスミス社の時計事業は、世界の時計業界すべてに影響を及ぼした革命によって衰退してしまったのです。それは日本のデジタル、クウォーツ革命に他なりませんでした。この革命により、英国の時計メーカーだけでなく、スイスにあった数多くの企業も姿を消したのでした。

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