1950年代に生産されたスミス戦後初期モデル、1215シリーズのデッドストックです。当時、スミスのディーラーで展示されていたことで販売されなかった極めて貴重な個体と言えます。 懐中時計を思わせる伝統的なギリシャ数字や青焼針。ホーンラグが個性的なケース。戦後初期の風格漂う1215をデッドストック・クオリティで味わう特別な機会を...
「戦前からの伝統を感じさせる文字盤」
アルミの質感を生かした地盤にギリシャ数字のインデックス。すでにその効力を失ってはおりますが、長短針や数字にはルミナス(夜光塗料)が施されています。戦前の懐中時計を思わせる、伝統的な奥深い魅力を味わうことのできる文字盤です。 コンディションはデッドストックですが、当時の展示品であったため、文字盤には10時周辺やスモールセコンドなどに微かな経年変化が見られます。
長短針とスモールセコンドの青焼針(ブルースチール・ハンズ)は光を受けることで美しく輝きます。
スミスの全盛期であった50~60年代には、電池式の時計は普及していませんでした。そのため、スミスのほとんどが手巻の機械式腕時計でした。 オーナーの指の力で、竜頭を回し、幾つかのギアを経てゼンマイを巻き上げて、蓄積された力が動力となり一秒を生み出し24時間以上動作するという、その仕組みには、正確な時間はスマホがあれば知ることができる今だからこそ、愛おしさを感じることができるのでしょう。 詳しくはこちらから
ケースは角(Horn)のような形状のホーンラグと呼ばれる個性的なデザインで、本体がクロームプレーテッド、ベゼル及び裏蓋がステンレススチール製の3ピース構造となっています。それぞれの質感を活かしたケースの曲線美もまた魅力的です。 デッドストック品であるため、使用感のまったくない、美しいクロームプレーテッドの質感をお楽しみいただけます。
新品の型押しリザードの本革ベルトを装着。そしてデッドストックならではの入荷時に装着されていた当時のオリジナルの本革ベルトが別途付属致します。
1952年より発売が開始された、スミスの高級機種の中でも最もスミスらしいと言われているシリーズ。 1950年代当時も、トラディッショナルだったデラックスのデザインが、「スミスと言えばデラックス」である由縁。