時を知るための道具として使われたクールな佇まいのマグナム・ケース。 フラッグシップに相応しい文字盤には時代を超えた風格が宿る。 完璧なメンテナンスと当時のデッドストック・ベルトが命を吹き込んだ。 ブログでも詳しく紹介しています。
スミスのフラッグシップのひとつであったこのモデルは、ドットとアラビア数字が組み合わさったインデックス、シャープに輝く長短針、そしてスモール・セコンドがトラディショナルかつ個性的な雰囲気にまとめ上げられています。 経年による文字盤のエイジングも、時代を超えた風格として感じることができるのは、この確かなデザインの功績と言えるでしょう。
スミスの全盛期であった50〜60年代には、電池式の時計は普及していませんでした。そのため、スミスのほとんどが手巻の機械式腕時計でした。 オーナーの指の力で、竜頭を回し、幾つかのギアを経てゼンマイを巻き上げて、蓄積された力が動力となり一秒を生み出し24時間以上動作するという、その仕組みには、正確な時間はスマホがあれば知ることができる今だからこそ、愛おしさを感じることができるのでしょう。 詳しくはこちらから
9金無垢ケースは英国のBWC社(British Watch Company Ltd)が手がけたハイグレードで個性的なデザインの2ピース・モデルです。 スミスの中でも最大の35mmというサイズによる力強さと、本体からラグにかけての曲線美が、圧倒的なグレードを感じさせます。
メカニズムには安定した歩度と耐久性、そして整備性の良さには定評のある15石のハイクウォリティー・ムーブメントが搭載されています。 極めて良いコンディションに加え、当店の整備により、確かな動作をお楽しみいただけます。
わずかなエイジングは見られますが、この時計の風合いとマッチした、デッドストックの当時モノ・ベルトが付属いたします。 太めのラグに16mm標準サイズ幅のベルトを合わせることで、そのサイズ感を強調しています。
「スミスの欠陥を克服したビッグベアー」
スミスの高級時計であった、デラックスやアストラルのほとんどに使用されているムーヴメントには、致命的な欠陥部品がありました。 それは竜頭の抜き差しの節度を保つボルトスプリングの耐久性であり、下の写真のように、折れた状態で使い続けると、他の多くのギアにまで損傷が及ぶことになります。 ビッグベアーでは15年以上前にそのことに気づき、国内の時計部品メーカーと共同開発して、耐久性に問題のない対策部品を製作し、該当モデルの部品交換を行っております。
お届けの際には、ウォッチギャラリー・ビッグベアーの保証書と、スミスの魅力や歴史を解説した、当店特製のインフォメーション・カードを同封させていただいております。 ビッグベアーの3年間動作保証について、詳しくはこちら
1952年より発売が開始された、スミスの高級機種の中でも最もスミスらしいと言われているシリーズ。 1950年代当時も、トラディッショナルだったデラックスのデザインが、「スミスと言えばデラックス」である由縁。